歴史とはなにか

　　　　　　　　　　　　　　の久保田歯科です

 

一昨日に続いて歴史ものです。

最近、面白い本を読みました．「歴史とはなにか」岡田英弘　文春新書　です。
 

1、歴史は人間の住む世界の説明である、それも科学ではなく、物語であり文学である

2、「中世」なんて時代はない、あるのは現代と古代だけ

１、フランス語も日本語もドイツ語も人工的に創り出された。もともと国語は人工物

２、騎馬民族征服王朝説は完全な空想

３、応神以前の天皇は存在しない

４、日本は白村江の敗戦663年による大陸からの孤立と外圧によって建国した

５、日本は7世紀の建国から幕末までずーと鎖国をしていた

６、古事記は日本書紀より新しい、成立は平安初期

７、また古事記の原文は漢文で、解釈は本居宣長のまま、ほとんど宣長の創作といっていいもの

８、モンゴル帝国の出現により世界史が始まった

９、そのモンゴル帝国により華北の金で起こった資本主義が西欧に伝わった
 

目からうろこの刺激的な知見がいっぱいです