歯科診療と山登りをつづります。
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きちんとかめる人は長生きで活発な老後を送っている―。岩手県歯科医師会(箱崎守男会長)が9月18日発表した、同じ人の80歳時と90歳時の歯の状態などの調査結果から、このような傾向が明らかになった。世界的にも珍しい長寿国日本ならではの調査で、歯の健康と長生きの関係が裏付けられたといえそうだ。
調査は、盛岡保健所(当時)管内で1997年に調査した80歳814人のうち、比較的元気な80人を対象に、90歳となった2007年に実施。07年現在の歯の状況や血液検査、握力や片足立ちなどの体力測定、食事などを調べた。 この結果▽80歳時点で、歯が多数あるなど口の中の状況が良い人は90歳でも運動機能が高い▽80歳時点で自分の歯がある人は、90歳で新聞を読むなど知的能動性が高い▽90歳時点で入れ歯を使用している人は、使用していない人と比べ、友人がいる、趣味が豊富など生活充実度が高い―ことが明らかになった。 調査の実行委員長を務めた岩手医大歯学部の米満正美教授は「80歳と90歳で同じ人を追跡調査するのは、全国初ではないか。調査結果は、80歳で20本以上の歯を保つという『8020運動』の裏付けにもなる」と語る。 PR |
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